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妊娠高血圧症候群(PIH)

切迫早産などを含めると、妊娠・出産による合併症は全妊産婦の50%以上に発生すると言われています。
それだけ多くのトラブルが起こりやすい、妊娠・出産。
ここでは重篤化すると危険なお母さんに起こるトラブルを紹介します。

妊娠高血圧症候群(PIH)

どんな病気?

妊娠高血圧症候群とは妊娠20週以降、分娩後12週までの間に血圧の上昇(収縮期血圧が140mmHg以上、あるいは拡張期圧が90mmHg以上)や尿タンパクを引き起こす疾患です。妊娠高血圧症候群は下記の4つの型に分類されます。

  • 妊娠高血圧…血圧だけが上昇している場合
  • 妊娠高血圧腎症…血圧の上昇に加えて尿にタンパクが出ている場合
  • 加重型妊娠高血圧腎症…高血圧または尿タンパクを呈する腎疾患が妊娠前、あるいは妊娠19週までに存在し、妊娠20週以降に増悪する場合
  • 高血圧合併妊娠…高血圧が妊娠前または妊娠20週までにある場合

妊娠高血圧症候群は妊婦さんの20人に1人がなるとも言われています。また様々な病気の引き金になると考えられており、注意が必要です。

妊娠高血圧症候群の合併症は
どんなものがあるの?

下記が主な合併症となります。

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